管理者権限の落とし穴
Wikipediaでふと、白紙化保護されたページを見て、何か変だなと思った。以下のページから呼び出されるとメッセージが書いてあるが、どこのページから呼び出されているか書いてない。
で、しばらく考えてから白紙化保護されたページを英語表示してみた。*1すると今度はどのページであるかが明示されているため文章の意味が理解できる。
これはどういうことかというと、日本語のシステムメッセージを記録したファイルがおかしいということ。以下のページから呼び出されていますと記録したファイルに呼び出し元の表示を行うメッセージ部分が欠落している。詳細を確認すると今回はデフォルトメッセージがおかしかったのでBetawikiを使って修正してきたが、これはWikipedia内でシステムメッセージ変更の権限を持つ管理者を持つユーザーが気づけない落とし穴だと思った。白紙化保護されていても管理者権限を持つユーザーはページを編集できるからメッセージの異常に気づけないわけだ。勝手に編集できるのにも関わらず。*2 *3
まぁ、簡単に言うとアレだね。MedaiWikiで管理者になるということは一般ユーザーとは別の視点に立つことだからこういう死角が生まれるってことなんだ。この前管理者になろうかだの何だの言っては見たものの、今回のケースを踏まえるとやはりならないこともまた重要な意味を持つことになるのだろう。
余談
Wikipediaでしばし特定の管理者の行動が問題とされるケースはあるが、今回はそういう問題じゃないので触れないことにした。ま、いずれ触れることにはなると思うけどね。