Lunascape 6.0 α ORIONを使ってみた
最近リリースされたLunascapeの最新テスト版を使ってみた。何か結構進歩してるね。Geckoエンジン(Firefoxベース)に拡張機能が組み込まれているとLunascape側のメニューにそれが反映されるし、拡張機能をインストールするとLunascapeを再起動することが出来る。試しにUserAgent Switcherを入れてみたらちゃんと使えました。LunascapeとFirefoxは全く別のプログラムだから、LunascapeからGeckoを制御するのも簡単ではないし、Geckoの側からLunascapeを制御するのは尚更難しいと思うんだけどなー。Windows用のアプリケーションからGeckoエンジンを制御するっていう部分は、Syleraよりも結構良いところ行ってるんじゃないだろうか。思いっきり主観だが。
Geckoが大幅に変わっている件
Internet Explorerで表示されるダイアログボックスと5.0以前のダイアログボックスの比較。プロンプトはちょっと違うけど、OKボタン単体のダイアログや確認ダイアログはインターフェースの構造が似ている。Mozilla ActiveX Controlを使っているためWindowsネイティブのUIが使われるらしい。
しかしダイアログボックスは、6.0になるとFirefoxと同じデザインのUIになっている。どうもMozilla ActiveX Controlを廃止してFirefoxそのものを改造したみたいです。XULのアプリケーションに切り替わったからXULアプリケーションであるFirefox用拡張機能が利用出来るらしい。便利になったもんだ。
XULになったからコンテキストメニューも変わりました。Firefoxと同じものになっている。従来のコンテキストメニューもそれなりに便利だったんだけどね。Trident使用時のメニューがIE由来だからGeckoもFirefox由来のものが良いのかも。
WebKitは今後に期待
一方WebKitは今までのまま。開発者ツールが使える以外、機能は限定的で、WebKitエンジン選択中にそのタブをロックするとかお気に入り追加するとかいったことは今のところ出来ない。今後に期待だな。これは。
Tridentはもっと今後に期待
10/24追記。Tridentがちょっと、Geckoに劣ってきた気がしてならない。コンテキストメニューからお気に入り追加を行ってもページがLunascapeのブックマークでなくIEのお気に入りで表示されるし、IE6をインストールした環境下ではポップアップブロック機能もイマイチ不安定。Lunascape, Incの技術力は高いと思うので、Tridentの安定にも力を入れて取り組んでいただきたいなと思います。