Nvuもろもろ
あちらこちらで時折勧めれているのを見るNvuについての諸々。Q&Aの形式で書いてます。
英語版しかない!
英語版しかないのですがもとひこ氏により日本語化パックが提供されています。これを英語版にインストールすればメニューなどが日本語化するので日本語での利用が可能になります。
使い方が分からない!
解説を行ってくれてるページがいくつかあります。こちらをどうぞご覧ください。
バグが放置されてるって言うけど?
バグが気になるようならば非公式的にバグフィックスがなされたKompozerを利用するとちょっとはましになると思います。公式で日本語化パックが公開されているので日本語環境で利用できます。ご覧の通りこれまたもとひこ氏*1作成。
機能を拡張したい
NvuはMozilla Firefoxなどと同じように専用のパッケージをインストールすることで機能の拡張が出来ます。機能を追加する、って言うべきか?
ここではNvu用の拡張機能を一部公開しておきます。全て日本語環境で利用可能です。
- JavaScript Debugger 0.9.84 - 開発者向けツール。JavaScriptデバッガです。
- Minimizetotray 0.1 200622107 - 最小化したとき自動でタスクトレイに格納してくれます。*2
- aboutconfig 0.4 - 表に出てない詳細なオプションを操作できます。上級者向けかも?
プレビューでページが正しく表示されない!
ソースが正しく書かれていない場合
NvuはFirefoxなどと同じGeckoと言うブラウザエンジンを利用してページを描画しているためIEとは表示が異なります。正しくないソースを書いていると表示のおかしくなることが在るかもしれません。正しいソースを書くよう心がけましょう。
<!-- 正しくない記述例。ハイフンが欠落しています。 --> <span style="font size:120%">大きい文字!</span>
※正しくはfont sizeじゃなくてfont-sizeね。
Nvuのほうに問題がある場合
使用されているGeckoと言うシステムは少し古いバージョンのものを利用しています。このためFirefoxで正しく表示できるページがNvuでは表示できない…と言う問題に遭遇するかもしれません。これは新しい技術に対応していないためです。
もしこんな問題に遭遇したらSeaMonkeyを使ってみるといいかもしれません。SeaMonkeyにはNvuと同等の機能を持つHTMLエディタが付属しています。こちらは最新のGeckoが使用されているためFirefoxで正しく表示できるページならば問題なく表示できるでしょう。
SeaMonkeyはThe SeaMonkey Projectから本体を、The risky module for Mozilla and derivatから日本語化パックを入手できます。Windowsの人はもじら団で配布されているインストーラー版を使ったほうが楽かも。
Intel Macでは使えないの?
使えません。仕様です。SeaMonkeyに付属しているComposer機能を代用してください。インターフェースは多少異なりますが機能的な違いはほとんどないに等しいです。
具体的に言うとNvuに使用されているGeckoというHTMLレンダリングエンジン*3は1.8からの対応なんですがNvuで使用されているのは1.7なので使えないわけです。技術的に不可能と言うわけではないと思いますが多分Nvuの開発さんはGeckoそのものを開発してるわけじゃないと思うから現実問題として考えると難しいんじゃないでしょうか。
あくまで一般人の予測なので不正確だと思いますけど大雑把に言うとこんな感じだと思いますよ。
HTMLエディタとしてのSeaMonkeyとNvuの違い
HTMLエディタとしてのSeaMonkeyはNvuとほぼ同等の機能を持ちますが完全には同じじゃないです。微妙に違う。
ブラウザのアドレス欄にabout:configと打ち込むことで拡張機能aboutconfigと同じ機能が利用できる
aboutconfigという拡張機能はGeckoを使用するソフトウェアの中でアドレスバーを持たない(=ブラウザ機能がない)もののために開発されたものです。アドレスバーが何らかの形で利用できるソフトにこの機能は必要ありません。
開発者向けツールのJavaScriptデバッガがデフォルトで付いてくる
拡張機能と同じJavaScriptデバッガがデフォルトで付いてますのでわざわざインストールしなくても大丈夫です。追加インストールしてデフォルトのものと差し替えることは出来るはずだけど必要がないと思うのであればインストールの必要はありません。
高速起動モードを使うことでタスクトレイからクイック起動が出来る
Minimizetotrayとは異なる機能ですが、高速起動モードを有効にするとSeaMonkeyはWindowsのタスクトレイに常駐します。*4
このタスクトレイにあるSeaMonkeyのアイコンを右クリックし、Composerを選択することでいきなりComposerを立ち上げることが出来ます。
あぁ、そうは言ってもMinimizetotrayが使えないわけじゃないですよ。Mozilla Add-Onsからちゃんと入手できるようになっています。