麻原を信じない特別手配犯

大晦日出頭で新聞社を涙目にした平田信と、逃亡性格の果てに捕まった菊地直子。両者とも麻原は信じないと言っている。この発言の信用度が微妙なのはインパクトに欠けるからだと思う。

• 麻原は絶対だから自分は悪くない。だから逃げた。
• 麻原を助けるのは自分だ。だから出頭した。
• 麻原信じないって言わないと罪が重くなる。
• 麻原なんてもう信仰しても何もない。

最後だけスゴく印象として弱い。多分緩やかな心変わりということになるから目立ったフレーズが出て来ないんだよな。
指名手配＝極悪人＝心変わりするわけない…とか、サッサと出頭しないのは信仰心のかけら…とかいう前提で適当な意見言ったほうが絶対周りの食いつきは良いよ。

個人的にはどっちも有り得ると思います。麻原は被告人席で寝るわ全部信徒の責任にするわで、本を読んでたら裁判官もかなりウザいと思ってたんじゃないかと思うレベル。失望されてもおかしくない。
一方で嘗て信仰していた人だからどうしても敬意みたいなものがあるとも考えられる。昔の自分の知り合いがどんなに落ちぶれてもカリスマ時代のイメージみたいなものを引きずれば足蹴に躊躇するかもしれない。

自分は全て疑って掛かると事件が理解出来るとも信じて解決するとも思わないです。一般人の理解を超える連中だからこそ50:50だと捉えたい。