朝青龍引退

会見で泣いてたそうですね。責任問題を考えれば引退も仕方ないだろうし、教会が手緩い処罰を下すよりは引退の方が良いと思うけど、まぁ悔しくはあるだろうな…と思った。衰えつつはあるものの、あと数年続けるだけの身体能力はまだあるはず。ま、周りの注意を真剣に聞かなかったし、親方も甘かったから仕方ないのだろうけどね。

別に同情したいとは思わない。ただ、朝青龍が会見の最後に述べたこのフレーズは好きだ。

本当に何もない、水も違う、言葉も違う国で暖かい空気の中でモンゴルの大草原の少年をここまで、横綱の地位になるまで支えてくれた方々に感謝しております

モンゴルで生まれ育ち、モンゴル相撲で腕を磨く、明徳義塾への相撲留学、相撲界入り、関取、最後は横綱。日本人が思い浮かべそうなモンゴルのイメージを上手く使いつつ、複雑な経緯を奇麗に簡潔に上手く表現していると思う。日本語で不自由なくコミュニケーションを取れるて、優勝インタビューでは上手いことを言って会場を沸かせることが出来る。そんな朝青龍らしい言葉じゃないでしょうか。

もちろん、揉めて辞めるという結末も朝青龍ならではだけどね。